古民家 リニューアル

ちょうど3.11の震災時にお世話になっていました物件です。

自分も震災後、被災地に援助物資を運びましたが、現地で起きた現実を目のあたりにし、自然の脅威に声も出ず震えがとまりませんでした。

被災された多くの方々の笑顔がもどりますよう、かげながら応援していこうと思います。

自分にとって、思い出の深い物件になりましたが、古民家の古い良い所はそのまま残し、現代風の色を出して融合させてみました。

御施主様にはたいへんお世話になりました。  ありがとうございました。

外部の模様替えと内部の模様替えの様子を写真にて記録したので何回かに分けてブログにのせてみます。

改修前の外装です 

  

改修後の外装です

外壁に使用した材料は、おちついた重量感をもつALCヘーベルパワーボードのライン柄を使用し、その上からウレタン塗装を行いました。

古民家にはサイディング外壁材料よりALCの方がとても相性が良いと思います。

玄関は東側から南側に移動しましたが、やはり玄関の向きは、吉方向の辰・巳方向にしました。

瓦はすべてはがして、杉皮の下地を取り除き、野地ベニヤを打ち付けルーフィングを貼り銀黒瓦に葺き替えしました。

地震当日、瓦屋根の葺き替えを行っていましたが、びくともしませんでした。震度6強の揺れに耐えたのでとりあえず安心です。

玄関タイルは、内(みがき)・外(ざらめ)とピンク色の御影を使用し、丸柱の下端の靴石はつくば石を靴の形に加工して取り付けました。

[ YOSHIBA ]